よくストレスストレスと言いますが、
そもそもストレスの原因ってなんでしょう？
まず、ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態の事です。
外部からの刺激とは
・天候や騒音などの環境要因
・病気や睡眠不足などの身体的要因
・不安や悩みなどの心理的要因
・人間関係や仕事が忙しいなどの社会的要因
があります。
ヘッドスパやマツエクなど1人1人の
お客様とじっくりお話しさせていただくと
やはり人間関係のお悩みが一番多くお聞きしますね。
私は職業柄様々な方と接する機会が多いため
仕事の合間などに心理学の本を読んだりします。
その中でも今回ご紹介する本はそんな人間関係のストレスを和らげてくれるのではないかと思います。
私は4人兄妹の末っ子です。
姉、兄、姉がいるのですが私だけ少し年が離れています。
よく「可愛がられたでしょ」
と言われますが、いえいえ全くです。
年が離れてる事もあり年頃になる頃にはいつも誰かが反抗期でしたので、仲の良い兄妹ではありませんでした。
さらに4人もいれば人間関係も様々です。
すごく仲の良い人もいればすごく仲の悪い人も考え方が合わない人もいます。
同じ両親から生まれ同じように育てられたのに不思議です。
そんな中で出会ったのがこの本。
『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』
著・五百田達成
この本、面白すぎて1日半で読み上げてしまったのですが
私にしてはかなり速いペースです。
自分の兄妹、長子と中間子、末子に当てはめながら読み進めていくと、「なるほど！そうだったのか！！」と発見の嵐。
今まで理解できなかった姉や兄の行動がみるみるわかるようになっていきました。
例えば褒め方ひとつとっても
長子・・・ありがとう
末子・・・すごい！
中間子・・・うらやましい
一人っ子・・・さすが！
と喜ぶフレーズが違うのです。
他にも叱り方も
長子・・・しっかりしなさい
末子・・・次から気を付けて
中間子・・・もっとできるはず
一人っ子・・・何がダメだったと思う？
とそれぞれ響くフレーズが違うとか。
確かに末子の私は褒められるとき「ありがとう」よりも「すごいね」と言われる方がテンション上がりもっと頑張ろうと思います。
叱られる時も「しっかりしなさい」と言われても「しっかりやった結果なのに」と反抗心を抱きますが、「次から気を付けて」と言われれば「次は絶対同じ失敗はしないようにしよう」と素直に聞けます。
人は自分に当てはめながら物事を考えてしますので
どうしても自分の感じ方や考え方が軸になってしまいます。
他人には違う考えがあると、頭では理解していてもその思考回路が理解できません。
理解できないからストレスになります。
この本を読むとそういった他の人の思考回路が理解できるようになりますので、いろんな人とコミュニケーションをとる際に役に立ちます。
私も今までは末子としての考え方しか持ち合わせていませんでしたが、長子の方、中間子の方、一人っ子の方の考え方を理解した上でお話しができるようになりました。
理解できているだけで全然会話が変わってくるのです。
お仕事されている方であれば「上司、先輩、後輩で理解できない人がいる」
子育て中の方であれば、「子供の考えている事が理解できない」
ご結婚されている方であれば「旦那の考えが理解できなくて喧嘩」
などなど色々思い当たることがあると思います。
育ってきた環境が違うから・・・と諦めてしまう前に
まずは理解できるように努めてみませんか？
また余談ですが、同じ著者で
「察しない男・説明しない女のもめない会話術」
という本もなかなかタメになりました。
これは、男性脳と女性脳に分けた心理学で単純に性別でのことではありません。
この本の中で私は”やや男性”に分類されました。
今まで女子の集団が苦手という意識はありましたが
この本を読んで過去の失敗やうまく伝えられないと悩んだ事柄も
「なるほどな〜」と納得する事が多かったです。
人は生きている限り誰かとコミュニケーションをとっていきます。
心理学はあくまで統計学ではありますが
知っていれば今後様々な人と接する中で役に立つことは多いと思います。
少しでもストレスのない生活がおくれることを願っております。
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